ツーリングレポート、千種高原&明延鉱山編(2007年8月10日) |
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今年の梅雨は梅雨らしい天気が続き、バイクもカバーを被ったまま1ヶ月以上が過ぎてしまいました。梅雨明け後も台風が来たりと、天気に恵まれない日々が続いていましたが、ようやくのツーリング日和です。
ツーリング日和とは言っても一年で最も暑いこの時期、バイクに乗るにはかなり厳しいです。出来る限り涼しい所を選んでツーリングルートを考えなければいけません。
と言うわけで、今回は「千種高原」へ行くことにします。毎年夏になると涼みに行く管理人お気に入りにの場所の一つです。ただ、千種高原だけ行っても物足りないので兵庫県養父市大屋町の「明延鉱山」へ寄り道することにします。そんな所へ何をしに行くのかは後ほど・・・。
朝、目覚まし時計が鳴る前から、「シャンシャンシャン・・・」とクマゼミの大合唱です。ほんとクマゼミうるさいです。
ふとバイクのカバーを見るとセミの抜け殻が・・・、改めて久しぶりに乗るな〜と思いつつカバーを外す。 さて、久しぶりのツーリングですが夏真盛り、朝から暑いです。暦の上では秋なんですが・・・。
バイクを出して、空気圧を調整して出発の準備をするだけで滝のような汗が出てきます。着ているTシャツも汗でびっしょり。着替えてからの出発です。
先ずは国道29号線を北上します。相変わらず交通量は多く、エアコンの効いた車を恨めしそうに眺めつつ「道の駅 播磨いちのみや」を目指し、我慢のツーリングです。
道の駅でチョッと一休み。夏休みの影響でしょうか、引っ切り無しに車が出入りしています。いつもより人が多いかな?などと思いつつ道の駅を後にします。
 国道29号線を少し走った後、県道6号線に入り、揖保川に沿って北上します。
いつもは交通量は少ないこの道ですが、ここでも夏休みの影響でしょうか福地渓谷へ向かう車やらでやや交通量が多めです。ただ、県道6号線に入ると川沿いの道ということもあって、ほんの少し空気が冷たく感じます。この僅かな変化を感じることが出来るのがバイクツーリングの良い所、と言ってみた所でエアコンの効いた車の方が絶対快適だと心の片隅で誰かが呟くが、聞こえない聞こえない絶対聞こえない。でも、さすがに川遊びをする子供達を見ると「気持ちよさそうやな〜」と思いますね。
そんなことを思いながら、のどかな田園風景の中、川に沿って緩やかな曲線を描きながら伸びる道を爽快に駆け抜けて行きます。
県道6号線は、集落の中を抜ける時などに1.5車線のやや狭い道を通りますが、概ね2車線の快走路です。国道429号線との共用区間を経て明延鉱山を目指し更に北上します。
国道429号線から分かれた後は更に交通量は減少し、非常に快適です。また、国道29号線〜国道429号線の間が直線的で緩やかなコーナーが続くのんびりとした道に対して、国道429号線より北側ではタイトなコーナーが連続した峠越えの道になります。
冨士野トンネルまでは森の中をどんどん高度を上げながら、中・低速コーナーが続きます。トンネルを抜けると今度は一気に峠を駆け下りていきます。峠の北側も南側と同様に中・低速コーナーが連続する道です。バイクツーリングの楽しさを存分に味わえる区間です。
いづれ県道6号線は詳細なレポートで紹介したいと思います。(忘れた頃になると思いますが・・・)
  
峠を下ると明延鉱山跡があります。
明延鉱山は日本一の錫の鉱山で、錫以外にも銅、鉛、亜鉛など多鉱種を産出する国内有数の鉱山だったそうですが、今日は歴史遺産の見学や歴史ロマンに思いを馳せにきた訳でもありません。残念ながらもっと不順な動機です。
写真に写っている坑道のゲートから坑道内の冷た〜い空気が吹き出してくるので、ゲートの前に立っているとまるで扉を開けた冷蔵庫の前に立っているかのような涼しさが味わえるんですよ!
更にゲートの前で涼んでいると坑道の中から人の叫び声が・・・。と言うのは冗談で、写真の通り探検坑道ですので、申し込めば坑道内部を見学できます。
【お問い合わせは、あけのべ自然学校まで】
後ろ髪を引かれる思いで冷蔵庫・・・もとい明延鉱山を後にします。
そのまま県道6号線で大屋町まで走り、県道48号線を波賀町方面へ。県道48号線はのどかな風景の中、比較的平坦で道幅の広い2車線の快走路で駆け抜けます。ただ若杉峠付近ではややタイトなコーナーが続きます。
そのまま国道29号線へ入り今度は南下し、千種高原を目指します。国道29号線はこの辺りでは交通量が少ない上に、道幅も広く適度にコーナーが続く2車線の快走路です。ただし、全線追い越し禁止です。
南に行くにつれて徐々に高度が下がってくると、チョッと暑くなってきたかな?などと感じながら国道429号線を千草町へ。
国道429号線は道幅が広く緩やかなコーナーが続く快走路ですが道の中ほど(波賀町と千草町の境)にある峠付近では1.5車線の峠道でややキツイ勾配とタイトなコーナーが続く区間があるものの現在トンネルを建設中で(2009年春の完成予定)トンネルが完成すれば全線2車線の快走路になります。
千草町からは県道72号線で千種高原を目指します。この区間は信号も無く、交通量は非常に少なく道幅の広い2車線の超快走路です。
短い直線を織り交ぜながら中・高速コーナーが続く、非常に気持ちの良い道で、爽快なツーリングが楽しめます。
【県道72号線の詳細は別途レポートをアップしています】
千種高原でチョッと一休みです。さすがに涼しいです。下界より5度以上は気温が低いんじゃないかな?吹く風も心地良いです。写真を見ての通り誰もいません。とっても静かです。時折り車が通る程度です。
あまりにも気持ちが良いので、ベンチで横になって1時間ほど昼寝をしてしまいました。
寝ていると遠くの方からツクツクボウシの鳴き声が聞こえてきます。クマゼミが大合唱している我家の周辺とは大違いです。
さて、いつまでも寝ているわけにもいきません。そろそろ帰ることにします。
来た道を千草町まで戻り、そのまま県道72号線〜県道53号線を佐用町まで走ります。この道は千種川に沿ってゆったりとした雰囲気の道で、信号も少なく平坦で道幅も広くほぼ2車線の快走路です。ただ、交通量がやや多く、ハイペースで流しているとすぐに先行する車に追いついてしまうのが残念です。 
道中、旧南光町では沿道のいたる所にひまわり畑があり道行く人の目を楽しませてくれます。毎年7月下旬〜8月上旬に、佐用町で「南光ひまわり祭り」が開催され、多くの人が訪れています。さすがにこの日は、平日で見ごろのピークを過ぎていることもあってか、見物に訪れている人は少なかったです。
ここで注意、ひまわりに見とれて追突事故を起こさないように気をつけてくださいね。これまで何度も事故を目撃しています。
その後は、国道179号線、県道28号線、県道44号線と乗り継ぎ、相生市へ。国道2号線までは信号も少なく流れはスムーズですが、国道2号線に入ると一気に交通量が増え渋滞気味、体感温度も急上昇、太子竜野バイパスに入るまでは我慢です。バイパスに入ってしまえば、自宅まではほぼノンストップです。
久しぶりのツーリングでしたが、無事に楽しいツーリングが楽しめました。
本日の走行距離;350km |
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