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今日は釧路湿原から根室半島方面へ行く予定でしたが予定変更です。
雨に降られ、ちっとも楽しめなかった知床半島へ行くことにします。
釧路湿原、霧多布湿原、霧多布岬、根室半島、納沙布岬、風連湖、厚岸〜根室を繋ぐ道道123号線・道道142号線など見所・走り所はたくさんあるのですが、今回は諦めることにします。
今日もツーリング日和です。8時頃に宿を出発し、知床半島を目指して国道243号線を走ります。
この辺りで、一昨日から気になっていることがあるんですが、交差点でこちら側の信号が「青」なのに交差点を横切る車がちょくちょくいるんですよ、「危ないやんけ!」って思っていたんですけど、でも良く見ると、交差する側の道路には信号機が無いんですよ!「そんなアホな」って思うでしょうが、無いんですよ!マジで。何の為の青信号なのか意味が分かりません。
気をつけて国道243号線を走ります。
突然ですが寄り道です。一昨日と同じ道を走っても面白くないので、「多和平」に寄り道することにします。
多和平は360°の展望が売りです。
写真では分かりませんが小高い丘の頂に大きな櫓が組んであり、周りには背の高い木がありませんので本当に360°の展望が楽しめます。北海道の雄大さを改めて実感して、多和平を後にします。
南へ向かい、適当な農道を走りながら、国道272号線を目指します。国道272号線に出ると標津町方面に進路を取り、知床半島を目指します。
国道272号線は、なが〜い直線が牧歌的な雰囲気の中を貫くよく整備された道ですので、ハイスピードツーリングになるでしょう。
ただ、何処でも言えることですが、スピード違反の取締りにはくれぐれも注意して下さいね。
標津町に入ると国道335号線に入ります。ここからは一昨日と同じルートです。他に道が無いので仕方がありません。
羅臼を過ぎ、国道334号線に入ります。徐々に高度を上げながら比較的真っ直ぐな道を少し走ります。
しばらく走るとタイトコーナーが現れます。この辺りから知床峠まではドンドン高度を上げながら中・低速コーナーが続きます。非常に気持ち良く気分爽快なツーリングが楽しめます。
知床峠のパーキングでは、駐車場、トイレ、展望スペースがありますので、ひと休みしながら羅臼岳の雄姿を眺めます。
ここからは、根室海峡を挟んだ向こう側に国後島を臨むことも出来ます。
知床峠を出発し、次の目的地「知床五湖」に向かいます。
知床峠の北側はコーナーは少なく、ダラダラと直線的な下りが続きます。峠道にしてはやや単調です。下りきった所で、道道93号線に入ります。
アップダウンを繰り返しながら、短い直線と中速コーナーをいくつか抜け、「カムイワッカ湯の滝」の看板を横目に少し走ると知床五湖に到着です。
  
 
有料駐車場にバイクを止め、歩いて散策します。ここは言わずと知れた知床半島1番の観光地です。
当然のことながら観光バスでたくさんの観光客が訪れています。ただツアーで訪れている方は時間の関係で1湖と2湖だけの観光が多いようですが、みなさんは是非、全てを見て回って下さいね。
ここで注意が必要なのは、「熊」です。頻繁に熊出没による立ち入り制限が行われることがあるようです。その時は、1湖と2湖しか見ることが出来ないかもしれません。
知床半島の先端へは特別保護地区の為に立ち入ることが出来ません。どうしても行きたいと言う方は、ウトロ港から遊覧船(道東観光開発)が出ていますので、検討してみてください。

さて次の目的地、「小清水原生花園」を目指して出発します。
国道334号線を斜里町へ向かって走ります。
途中に「オシンコシン滝」があります。この滝は道路脇のパーキングに止めるだけで見ることが出来ますので超お手軽な観光スポットです。
斜里町を過ぎ、国道244号線へ入ってしばらく走ると、オホーツク海と濤沸湖に挟まれた狭い砂丘を国道と鉄道が場所を取り合うように貫き、残りの砂丘が小清水原生花園です。
この辺り一体が小清水原生花園だと思うのですが、さすがにこの時期は花が咲いていません。
駐車場にバイクを止めて、展望台まで登るとオホーツク海が一望、遠くには知床半島も見えます。
地平線の向こう側まで、真っ直ぐに線路が伸びます。一度ぐらいはローカル電車に揺られながら、の〜んびりと電車の旅もしてみたいですね。
そろそろ日が傾いてきました。帰る体制に入ります。
先ずは、道道102号線から国道334号線を乗り継ぎ美幌町を目指します。そこから更に国道243号線で「美幌峠」を目指します。
美幌から美幌峠までは直線的な道で一本調子で坂道を上っていきます。
美幌峠には道の駅を兼ねた大きなパーキングがあります。観光バスも来ていますので、にぎやかです。
美幌峠からは目の前に大きな屈斜路湖が広がります。写真のフレームに収まりません。
眼下にはこれから走る道が確認できます。一気に峠を駆け下り、その先は深い森の中に吸い込まれていくのが写真でもお分かりいただけると思います。なかなかイイ感じの道です。
宿まではあと少しですが、日も暮れそうです。早速美幌峠を出発します。
さっき美幌峠から見た道を下ります。タイトコーナー1つで一気に峠を下ります。その後、森の中へ飛び込み、森の中のワインディングを駆け抜けると、宿は目と鼻の先です。
 
今日も無事に宿へ戻ってきました。
今日は他のお客さんはいないそうです。完全に貸切状態になってしまいました。
夕食も宿の人とバーベキューです。実にアットホームな夕食です。
その席で住み込みでアルバイトをしている女の子が、以前は帯広の六花亭で働いていたらしく、「サクサクパイ」と言うパイがお勧めだと教えてくれました。
みなさんもお立ち寄りの際は是非お土産に、と言いたい所ですが、何とそのパイは「賞味期限が3時間」だそうです。とても持ち帰れませんので、是非お店でお召し上がり下さい。
今日はお腹いっぱいです。今日も貸切状態の温泉に浸かって就寝です。おやすみなさい。
本日の走行距離;360km
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